Earthquake in Haiti
そのゴミ山には、不思議と悪臭は漂っていなかった。
フィリピンのスモーキー・マウンテンを想像していた私には意外だった。

取材を進めるうち、次第にその事情が判ってきた。
それは、集められたゴミが腐る以前、ゴミに群がった人々が食べてしまい
腐敗する物が少しも残っていなかったからだ。





カリブ海の最貧国「ハイチ共和国」。
そこに住む双子の少年、ストリート・チルドレンの10年を追った
ドキュメンタリー番組(再放送・録画)を観た。

当時13歳の少年を中心に番組の取材は続けられていたが、
その中で、取材を担当したディレクターが述べた言葉が冒頭のものだ。



政情不安と貧困、そして人口の15%がエイズに罹患している
といわれるハイチ。
都市部から出され、集められたゴミに群がる幾千の人々。
ゴミの排出を待ちきれず、収集車によじ登り、ゴミを貪り食う人々。



インタビューの中で、当時13歳の少年はこう言った。

 『僕にとってデモクラシーとは分けることなんだよ
  自分の皿に食べ物があれば、無い人に分けてあげることなんだ
  それができれば、この国はきっとよくなる
  この国の人は自分だけ食べてしまう人が多すぎるんだ』

 『ゲップだけは分けてくれるんだけどね』・・・と隣りで弟が継いだ。


更に、
  『どんな人間も、自分と同じ人間だということだよ
  たとえ足が汚くてもね・・・』
と、埃まみれの裸足を見せ、冷めた眼差しをカメラに向けていた。


わずか13歳の少年が、ここまで自国を語り、達観しているとは驚いた。

番組の結び、前出のディレクター氏がこう語った。
「取材した5人の少年の内、4人がトラブルに巻き込まれ射殺された」
「残る一人も暴漢の銃撃を受け、その後遺症に苦しんでいる」・・・と。





その国が大きな地震に襲われた。
神はなんと過酷な試練を人々に与えるのだろうか。


番組で少年の語った、
 『ハイチにはこんな諺がある。「切られていない首があれば帽子はかぶれる」
  僕はまだ、希望を捨てない』
この言葉がリフレインする。




Gigazine
追記 : denverpost.com
リンク先にはショッキングな画像が含まれております。
 閲覧にはご注意ください。

お亡くなりになられた方への哀悼の意を表し、
そして被災者の一刻も早い救出をお祈りしております。
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by baik2 | 2010-01-16 22:07 | ブログ | Comments(6)
Commented by mahaloa at 2010-01-18 08:34
baik2さん、こちらにもこんにちは!
ハイチの地震のニュースを見る度に、本当に何も出来ない自分が情けなく
思います。
裸で道端に座っている子供に、パンの一つでも渡してあげられたら・・・と。
政治も崩壊しているような国なので、立ち直っていけるのでしょうか。
Commented by baik2 at 2010-01-18 21:45
☆mahaloaさん、こちらにもありがとうです。
 時間の経過とともに、事態は悪い方に向かっているようですね。

 偽善なのか、自己満足なのか、ワタシはドラえもん募金してみました。
Commented by アンクルン at 2010-01-19 17:53 x
ハイチの現実・・・
・・・言葉がみつかりません・・・
Commented by baik2 at 2010-01-19 22:12
☆アンクルンさん、こんばんは。
 明日は日本かもしれません・・・。
Commented by mohyo2 at 2010-01-22 15:46
ショッキングな画像の数々を見ました。
目を覆いたくなるような写真…。でも目を背けてばかりもいられません。これが現実ですもの。
この国は本当に支援が必要です。何年も先に震災の支援が終了したとしても、そこから国の基盤をゼロからきちんと作っていけるような支援をさらに続けていかなければなりません。
Commented by baik2 at 2010-01-23 20:47
☆mohyo2さん、こんばんは。
 そうですね!?、これが現実なのですね。
 日本では知られたくないのか、知らせたくないのか、不思議とこの報道が
 少なく、あっても歪曲されたニュースが流れているように思います。
 一週間も経って、ようやく出向いていった日本。
 果たして、私たちはこれから何が出来るのでしょうか?。
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